2月2日の朝日新聞夕刊シリーズ「ニッポン人脈記」より(朝日新聞のHPでは、読むことが出来ないようでしたので、あえて引用させて頂きます)

矢部喜好さんとは、日本で最初に良心的兵役拒否をした方だそうです。
明治17年-昭和10年(1884-1935)享年51
色々な苦難を乗り越え、最後は滋賀県の教会に赴任されました。
その彼の「矢部喜好平和文集」が紹介されていたのですが、驚きました。
まず、
「主が私に与えたものは、才能でも人格でもない。貧窮、困難、疾病のときに彼を呼びまつる、砕けたる魂だった」
に、衝撃を受けました。
続いて、
「幻なき民は亡ぶ。人間平等の幻は、奴隷を解放し、女と子どもを人間として発見し、人種の差別撤廃もやがて実現する幻。不戦世界の幻は漸次実現に向かっている」
!!!
これは、まさしく、ジョン・レノン&オノ・ヨーコさんの「イマジン」ではありませんか!!
これがいつ頃書かれたものなのか分からないのですが、少なくとも、ジョン&ヨーコさんよりも約40年は前のことになります。
「砕けたる魂」とは、勝手な解釈ではありますが、本来ロックが持っていた精神に通じるものがあると思います。
日々「才能」や「人格」がどうのと懊悩していた自分がとても恥ずかしいです。
こういう方が、クリスチャンであったとはいえ、日本におられたということに、喜びを感じます。

本来なら、もっと勉強してから書くべきですが、どうしても、せめてここに残しておきたいと思い、書きました。

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