皆さま、またまたお久しぶりでございます~。
ピィ。

前回の日記を書いた後、またまた私めの計画とは、全く反対の方向にちょっと行ってしまいまして・・・。
結局、「ひみつ計画」も果たせず、無念でございます。
昨年末に、一応、一段落して落ち着いたのですが、1月になって、BOWIEさまのことが・・・・・・。
その為、なかなかこちらへはご報告出来ませんでした。

今はまだ、本当に何も言葉が浮かんできません。
沢山のお友達から、暖かいメールを頂きましたが、それにもきちんとお返事が出来ないままです。
私の人生が始まってすぐの時期に、BOWIEさまを知ることが出来まして、以来40年以上にわたり、BOWIEさまは、不安定極まりない私の土台となって、どんな時もしっかりと支えて下さいました。
BOWIEさまの存在そのものと、BOWIEさまの作品の全てが、私の土台であり、私にとって、これ以上の幸せはありません。
リアルタイムで、そういう体験が出来る幸運に、いつも心の底から深く感謝していました。
私の場合、「私が先か、BOWIEさまが先か」と考えることも多かったのですが、
(私もですが、BOWIEさまも、随分危なそうなお方でした・・・)私が予想以上に永らえているのは、BOWIEさまが同じようにずっと存在し続けて下さっているからだと、勝手に思ってしまえることも、大きな幸せでした。
しかし同時にそれは、「BOWIEさまが先」という時が訪れても、自分が大丈夫でいるための準備だったのかもしれないと思います。
BOWIEさまと同時代を生きることが出来る幸せが続けば続くほど、そのことに慣れてしまうのが恐ろしかったのです。

今、その時が本当に訪れて、しかし、私は言葉を失っています。
今の自分の状態を説明出来る言葉がありません。
ただ、「私にとって、BOWIEさまとは?」という、私の中にずっとある「当たり前の常識(自分限定)」を、繰り返し確認し続けることしか出来ません。
そうしていないと、大丈夫じゃなくなりそうで、恐いからだと思います。

BOWIEさまは、ご自分が、何処にいても「旅行者」のようだし、またそうありたい、そういう立場が自分に一番合うと、よくおっしゃっていました。
対象となるものの中に入ってしまっても、その中心には何もない、それを外から眺めた時、初めてそれが何であるのか、そこで何が起こっているのか、見えてくる、気付けると。
そうして見えたものが作品になる、自分はそういう「鏡」のような役割をしているし、そうありたい、自分の考えを主張するような作品創りはしたくない、その分評価されにくくなってしまうけどね、・・・。
あの2本のミュージックビデオの中のBOWIEさま。
眼を包帯でぐるぐる巻きにされていて、でも眼のある辺りには小さなカメラのレンズがついているお姿と、何かに抵抗しているような身体の動き。
突然、包帯なしの、大きく見開かれた、あのBOWIEさまの眼そのものが現れる場面。
何処にいても、旅行者のような気分だと、気楽なところはあっても、とてつもなく孤独です。
これまでにも、そういう視点や、その孤独は、多くの芸術となって残され、愛されています。
でも、私にとって、リアルタイムでそれをしている人は、BOWIEさまでした。
当時は、自分がどうかは分からないまま、でも、世界中にそういう孤独な人が沢山いるらしく、BOWIEさまは、その先頭で美しくまぶしく輝く星でした。
知ってしまった以上、その輝きはもう気にせずにはいられませんでした。
そして、いつしか私も、そのはしくれと気付いて、むしろ大喜びでBOWIEさまの光を糧に、ここまで来ることが出来たと思います。
BOWIEさまの大きく見開かれた眼が、私に伝えて下さるのを感じます。
私は、これからも、見ることを止めずにいきます。

BOWIEさまには、あまりに多彩な面がおありなので、どこが好きか?というのも、人それぞれで、「私の好きなBOWIEさま」も様々です。
私にとってのBOWIEさまは、と考えても、色々ありすぎますが、一番はそういうことなんだと思います。
ネットの世界が現れるまでは、私はBOWIEさまファンの中でも、何だかとても違っているようで、あれ~~??と思っていました。
(ジュリ~ファンとしては、かなり王道なのに・・・??と思うと、なおさらでした・・・)
今、ネットでの世界中のファンの方々の言葉に触れて、初めて「ああ、私一人じゃなかったんだ・・・!」と思えるようになりました。
「You’re not alone!」
自分の身体より大きなスピーカーを抱きしめるようにして聴いていた私は、それでよかったんだと思います。
本当にみなさま、ありがとうございます。

「言葉を失っている」と書いておきながら、たっぷり言葉を連ねてしまいました。
それでも何も書けていないようです。
あの日以来、こんなに長く書いたのは初めてです。
本当にありがとうございます。
いつもながら、支離滅裂で申し訳ございません。
どうぞお身体ご自愛下さい。

お詫びをさせて下さい。
文中の、BOWIEさまのお言葉や作品に関する表現は、全て私の勝手な解釈です。
どうぞお許し下さい。


コメント

秋林 瑞佳
2016年1月29日22:02

本当に不思議なもので、人間には寿命があるのに、
永遠に生き続ける唯一の人だと思っていました。
死からもっとも遠い人。
いまだに亡くなったことが信じられなくてポカンとしています。

残された写真。
過去から現在に至るまで、どれを見ても…
その中でずっと生きている感じがします。
古臭くないのです。
「これってつい最近の写真でしょ?」みたいな。

そして人生の幕引きまでの数年、その間の活動があまりにも鮮やか過ぎて。
「あれ?彼って亡くなったんだっけ?」と思ってしまうかもしれません。

りょう
2016年1月30日0:22

お久しぶりです。
自分の言葉が見つからなかったので、今回はご挨拶だけ。

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